世界最高峰のアクセラレーター、Y Combinator。卒業生の中から生まれたAirbnb、Stripe、Dropboxの成功譚は広く知られている。しかし、卒業生120名への匿名アンケートで、衝撃的な結果が出た。
「7%の希釈」は本当に適正か
YCは12.5万ドルの投資と引き換えに7%の株式を取得する。バッチ参加時点の暗黙の評価額は約178万ドル。「プロダクトすらない段階でこの評価額は高い」と思うかもしれないが、成功した企業にとっては天文学的に安い取引だ。「YCの7%がなければ、シリーズBの時点で創業者の持分は15%違っていた」と語る卒業生もいる。
バッチの「見えない序列」
同じバッチでも、YCパートナーの注目度には明確な差がある。「Demo Dayの練習で、パートナーが熱心にフィードバックするチームとそうでないチームがあった。自分たちは後者だった」。バッチ内の格差は、卒業後の調達結果にも直結する。
サンフランシスコという「罠」
YC参加のためにサンフランシスコに移住したチームの多くが、バッチ終了後もSFに残る。「家賃月50万円のワンルーム、外食1回5,000円。バーンレートが東京の3倍になった」。SFのエコシステムに残るメリットと、コストのバランスを冷静に計算すべきだったと悔やむ声は多い。
「YCブランド」の賞味期限
YC卒業直後は投資家のドアが開く。しかし、その効果は6ヶ月で急速に薄れる。「YC卒業から1年経つと、投資家は普通のスタートアップと同じ基準で見てくる。YCの名前だけで調達できる時期は驚くほど短い」。
それでもYCが最強である理由
批判的な意見が多い一方で、回答者の95%が「YCのネットワークは唯一無二」と認めた。同期の創業者との繋がり、YCの卒業生ネットワーク、そしてPartner群の知見。「行かない方がいいとは言っていない。ただ、過度な期待は禁物だということ」。これが卒業生たちの本音だ。








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